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MDD2023卒業生 石川 準二さん(東洋紡株式会社)

2023-11-17

MDD2023受講生
石川 準二 さん

(石川さんのコメント)

当社ではフィルム事業を1つの柱に据えており、私自身も長年フィルム事業に従事してきました。企業理念体系としてPVVsを掲げており、そのうちのValueとして『私たちは変化を恐れず、変化を楽しみ、変化をつくります』を据えています。

昨年、医療機器の研究開発に挑戦する機会を得たため、現在は変化を楽しみながら医療機器開発に従事しています。

今回医療機器開発の基本、全体像を把握することを目的にMDDコースを受講致しました。

MDDコースは4つのモジュールで構成がされておりますが、ルールを理解する、のモジュール内のプロダクトマネジメントは半年間OJTとして実施してきた内容の総復習であり、やってきたことの確からしさを実感することができました。

また臨床医学を理解する、のモジュールでは仕事以外の診療科を知る機会となり、診療科毎のアンメットニーズを知るよい機会でした。

ビジネスを理解する、のモジュールでは、事業計画、保険収載等の講義およびグループワーキングがあり、実際の現場で活躍されている講師の先生方のご講評が特に勉強になりました。

MDDコースでの学びをふり返りの核として、今後も医療機器開発に活かしていきたいです。

(事務局より) 

 石川さんは、2023年度にメディカルデバイスデザインコースを受講されました。グループワークではチームをリードされ、MDDコース終了式では受講生代表として挨拶を務められました。

  メディカルデバイスデザインコースの受講は「医療機器開発」に新たに携わった方にとっては、現場の講師からの実体験や知見から得るものが多いと好評をいただいておりますが、それだけでなく従前に得ている知見を確認し全体を俯瞰することや自信の裏付けにもつながったようです。

  お仕事ではフィルム事業に長年携わっておられたところから研究開発に携わる機会を得て、ご勤務先のコアバリューである変化を楽しむを体現しながら「医療機器の開発」に挑戦されているそうです。石川さんの変化を恐れず積極的に挑戦し、さらには吸収した知識を共有されておられる様子に敬服いたしました。

 石川さんのご活躍が医療機器の研究開発の発展につながることを期待しております。