「医情工連携シンポジウム バイオDX人材はどこにいる?」を開催しました。
2023-12-12
医情工連携シンポジウム バイオDX人材はどこにいる?
主催:大阪大学国際医工情報センター/情報科学研究科
共催:大阪大学先導的学際研究機構DX社会研究部門
日時: 12月11日(月)17:00-19:00
場所: 大阪大学 銀杏会館 阪急電鉄・三和銀行ホール
開催形式: 現地開催のみ
バイオDX人材へのニーズが社会的に高まっており、医情工の連携による取り組みが求められています。そこで、「阪大内において、どのようなニーズがあるのか?」「養成の取り組みがあるのか?」 「バイオDX人材はどのように養成されたのか?」を俯瞰するシンポジウムを開催しました。
• オープニング
原 隆浩(DX社会研究部門・部門長)
貴島 晴彦(国際医工情報センター・MEIセンター長)
・バイオDX人材とはだれか?なぜいないのか?
松田 史生(情報科学研究科バイオ情報工学専攻・教授)
・国際医工情報センターの取り組み
岡山 慶太(国際医工情報センター・講師)
・乳腺内分泌外科医が情報科学研究科で博士になってみた。
草田 義昭(医学系研究科・乳腺内分泌外科・助教)
・医学系・生命系との共同研究の面白さと難しさ
瀬尾茂人(情報科学研究科バイオ情報工学専攻・准教授)
・データ解析コンテストを通じたDX人材育成
新岡宏彦(情報科学研究科・情報数理学専攻・特任准教授)
・DX人材はどう育ったか
山岡 悠(情報科学研究科・博士後期課程/株式会社GramEye技術開発部部長)
・学生が医療機器スタートアップを始めるとどうなるのか?
平岡 悠(株式会社GramEye・代表取締役社長)
•クロージング
伊野 文彦(情報科学研究科・副研究科長)
• 懇親会@銀杏クラブ
(当日の内容)
「オープニング」
原 隆浩(DX社会研究部門・部門長)
貴島 晴彦(国際医工情報センター・MEIセンター長)
「バイオDX人材とはだれか?なぜいないのか?」
松田 史生(情報科学研究科バイオ情報工学専攻・教授)
AIジェネラリストとスペシャリストを例に、バイオDXのためには医-情両者の意識改革が必要であるという問題提起が行われ、本シンポジウムの基調となる講演でした。
「国際医工情報センターの取り組み 」
岡山 慶太(国際医工情報センター・講師)
MEIセンターの取り組みの一つとして、医療機器開発のスペシャリスト養成コースの紹介と医工情報連携の重要さについての講演でした。
「乳腺内分泌外科医が情報科学研究科で博士になってみた。」
草田 義昭(医学系研究科・乳腺内分泌外科・助教)
外科医が2つ目の学位として情報科学を選択した経緯や苦労、スキルセット・マインドセットの良い変化についての講演でした。
「医学系・生命系との共同研究の面白さと難しさ」
瀬尾茂人(情報科学研究科バイオ情報工学専攻・准教授)
情報科学系の立場から、生命科学系との共同研究の面白さや、学生をバイオDX人材として育成することの難しさについての講演でした。
データ解析コンテストを通じたDX人材育成
新岡宏彦(情報科学研究科・情報数理学専攻・特任准教授)
データサイエンスや人工知能技術への興味の高い医学部生に活動の場所を与える取り組みと、その驚異的なメリットについての講演でした。
「DX人材はどう育ったか」
山岡 悠(情報科学研究科・博士後期課程/株式会社GramEye技術開発部部長)
博士後期課程に在籍しながらスタートアップで働くことの醍醐味についての講演で、また大学がDX人材を逃さないためには教員が起業すると良いという指摘がありました。
「学生が医療機器スタートアップを始めるとどうなるのか?」
平岡 悠(株式会社GramEye・代表取締役社長)
医学部生が志を同じくする仲間と起業するということについて、その動機から苦労まで実体験に基づいた講演でした。
• 「クロージング」
伊野 文彦(情報科学研究科・副研究科長)
• 懇親会@銀杏クラブ銀杏クラブ