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MDD2023卒業生 宮田 知佳 さん(大学院生命機能研究科)

2024-03-27

MDD2023 受講
宮田 知佳 さん

(宮田さんのコメント)

私はかねてより医療機器の研究開発に携わりたいと考えており、このコースでは、医療機器開発におけるすべての過程を網羅的に学ぶことができるため、本コースを受講すれば、医療機器を世に送り出すための全体像を把握して、自分の開発という業務に取り組めるようになるのではと期待し、受講を決めました。

講義の中で特に印象に残っているのは、医療機器事業を新しく始めることに成功した講師の先生が、社内でいかに協力者を得るかに苦労したとお話しされたことです。医療機器開発に取り組む上で、新しい技術を生み出す困難は想定していましたが、今回の講義では、コストをかけて医療機器という制約の多く難しい事業に新規参入する際に、社内のリスクを負うことに反対する層に対して働きかける必要性があることや、その具体的な施策を学ぶことができました。このように、医療機器開発におけるリアルな事情を、講師の先生方が実体験に基づいてお話ししてくださることが本コースの魅力の一つだと思います。

講義は土曜日に開催されるので研究との両立が叶えられました。WEBインタラクティブ講義で、大阪大学の学生だけでなく、様々なバックグラウンドの社会人受講生の皆様が全国から参加されており、グループワークを通して、新たな気付きや視点を得ることができる貴重な機会となりました。

就職活動においても、本コースで医療機器業界のニーズや今後の成長の方向性を学ぶことができたので、医療機器メーカーでの研究開発職を目指す私にとって、とても役に立ちました。また、社会人受講生の皆様と、グループワークにおいて対等にディスカッションできたという自信もつきました。

医療機器開発に興味がある方はもちろん、社会のニーズに合わせて技術を実装するケースを学びたい方や、様々なバックグラウンドの方々とのディスカッションを通して知見や視野を広げたい方にも、ぜひ受講を検討していただければと思います。

本コースで学んだことを生かし、MDD卒業生として今後医療機器開発に貢献していきたいと考えております。半年間ありがとうございました。