«
»

2018-09-1 / MDD Diary 2018 #11 (2018/09/01)

本日はModule3『医療機器開発のための機器実習』の第3日目が東京会場と大阪会場にて開催されました。

 

 
日本メドトロニック株式会社のご協力を得て、ペースメーカ、ICD(除細動機能のついたペースメーカ)、CRTD(再同期と除細動機能のついたペースメーカ)のジェネレーター(電池)やリード(導線)の現物をみせていただき、大きさの違いや、リードの柔らかさなどを体感しました。
 
 

また2017年に登場したばかりのリードレスペースメーカーにも実際に触れることができ、従来からあるリードがあるタイプのペースメーカーとの違いがよく理解できました。シミュレーターではモニターと術者の距離感や操作の感触など、体験してはじめてわかることがたくさんあり、とても勉強になりました。
 
 

ウェトラブ社の皮膚モデルを使って、ペースメーカの植え込み術(皮膚切開、皮膚剥離、留置、縫合)をメス、コッヘル、持針器、クーパーを使って体験させていただきました。皮下組織剥離の際、メリメリという音がして、とてもリアルなモデルでした。
 
 

 
PHC株式会社からは、血糖センサーの技術開発と事業化についてご講義いただいたあと、実際に血糖測定を体験しました。とても簡単で痛みも少なくびっくりしました。上市まで30年、その後も、時間短縮、精度の向上など技術革新を絶え間なく続けてこられたおかげで、多くの糖尿病患者さんのQOL(Quality of Life)が向上したのだと実感しました。
 
 

フクダ電子近畿販売株式会社からは、心電計の原理や測定方法について、大変詳しく教えていただきました。電極の位置を誤って測定した場合に機器が警告してくれる、あるいは、ひとつ外れてもそれを補う機能が搭載されるなど、古くからある機器であっても常に進化を遂げ続けていることがよくわかりました。
 
 

フクダライフテック関西株式会社の方々からは、ポリソムノグラフィとCPAP(持続的自動気道陽圧ユニット)について、ご講義いただきました。実習では実際にいろいろなCPAPのマスクなどを装着し、睡眠時無呼吸症候群の方が寝ているときに使用される陽圧換気というものがどういうものかを体験することができました。
 
 

 
バクスター株式会社からは、腹膜透析の機器と、ばい菌が入らないよう清潔を維持したまま接続できる腹膜透析灌流用紫外線照射器について実演を交えてご説明いただきました。CPAPのところでも登場しましたが、クラウドを活用した遠隔診療が既に実用化されていることを知り、IoMT(Internet of Medical Things)という概念が浸透しつつあることが実感できました。
 
 
次回は9月8日(土)大阪会場にて大型医療機器の実習が行われます。
血液透析機器、内視鏡機器、鏡視下手術機器、自動制御機能付き歩行器、3次元画像解析システム、義肢装具についてメーカーの方からのレクチャーを受けながら、医師や患者さんになったつもりで実際に触れながら学びます。医療従事者であっても分野が異なれば通常ほとんど触れることがない機器ばかりです。ぜひこの機会にたくさん触れて、医療機器に対する理解を深めていただければと思います。

 

 
2018.9.1
MDDコース2期生 チコ(ChiCo)