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2018-06-9 / MDD Diary 2018 #2 (2018/06/09)

【メディカルデバイスデザインコース2018】
 今日の大阪は梅雨の晴れ間でした。福岡、東京はいかがでしたでしょうか?



 『医療機器開発のための臨床医学』第2日目は、放射線治療学の水野裕一先生、放射線医学(医学部附属病院IVRセンター長)の大須賀慶悟先生、麻酔集中治療学の坂口了太先生、整形外科学の坂井孝司先生にご講義いただきました。



 水野先生には放射線治療の種類や方法、治療成績、また臨床現場での治療の流れについても詳しく教えていただきました。治療計画の立案から検証、そして治療の開始に至るには、医師、診療放射線技師、看護師に加えて医学物理士が大変重要な役割を担っていることを知りました。講義の後半にはMRIリニアックという最新の照射装置をご紹介いただきました。現時点でいくつか課題はあるものの、被曝を気にせず実施できることや、腫瘍の囲みの不確かさが減少することなど利点も多く、数年後には日本でも使用されるようになるのではないかとのことでした。


 大須賀先生には「広げる(拡張術)」「詰める(塞栓術)」など多岐にわたるIVRの治療領域について多くの画像を用いてご講義いただきました。使用されるカテーテルには、先端のバルーンの手前に側溝が空いているものや、親、子、孫の3層のカテーテル構造をもったものなど、用途に合わせていろいろなものがあることを教えていただきました。質疑応答の際には、2018年4月に施行された臨床研究法についての話題となり、適応外のものを使用した臨床研究が難しくなるのでは、という話も登場しました。この辺りはモジュール2で登壇される厚労省の先生、PMDAの先生にも伺いたいところです。

 坂口先生にはBISモニターやINVOSなどの脳神経系の医療機器から、人工呼吸器、ネーザルハイフローなどの気道呼吸器系、ベッドサイドモニター、人工心肺などの循環系など実際の麻酔集中治療の現場で用いられているさまざまな医療機器について詳細に説明していただきました。麻酔集中治療の現場には本当に多くの医療機器があり、どれも生命を維持するにはなくてはならない重要なものばかりだと改めて学ぶことができました。


 坂井先生には「人工関節の現状と展望」と題して、膝・股関節の解剖生理から人工関節の構造・材質などに関して詳細に解説いただきました。企業や医療者が人工関節をいかに長持ちさせるか、と材質や形状に試行錯誤を重ねてこられた歴史を聞かせていただいたように感じました。講義後には実際の人工股関節を触らせていただきました。大腿骨側に埋め込むstemと呼ばれる部分は想像以上に重く、骨頭の表面はとてもなめらか、かつブルーやベージュなど色がきれいで驚きました。(来週、東京と福岡会場にもご用意していただけるそうです。)


 本日はwebによる質問もたくさんありました。本年度より福岡、東京、大阪それぞれの会場で受講されている方がおられますので、おいしいランチや帰り道のお立ち寄りポイントなど、みなさまからのお写真をお送りいただければ楽しいと思います。私もさっそく本日のランチの写真をあげさせていただきました。『ナイフで食べるエビフライ』と呼んでいる大きなエビフライです。大阪大学中之島センター(大阪会場)内にあるレストランで食べることができます。束の間のお昼休みですが、もしよろしければどうぞ。東京会場、福岡会場からの写真もお待ちしております~


 来週は消化器内科、産科学婦人科、救急医学、消化器外科の講義になります。
 来週ともどうぞよろしくお願いいたします。


 2018.6.9  
 MDDコース2期生 チコ(ChiCo)