MDD2023卒業生 皿谷 知之 さん(株式会社ぷらすU.)
2023-11-9
MDD2023受講生
皿谷 知之 さん
(皿谷さんのコメント)
当方はプロダクトデザイン・GUIデザインをメインに医療機器・医療関連機器のデザイン業務全般を請負うデザイン会社を経営しております。今回このメディカルデバイスデザインコースを受講し、医師の方々、医療機器業界の最先端課題を共有でき、大変有意義な講座を受講する事が出来ました。
当方もユーザ中心デザインを心がけておりますが、医療業界ではロボット化や画像のAI診断など先端技術と医師・検査技師・患者との関係性やユーザビリティを、誰に対して最適化すれば良いかなど、多くの課題に直面しているのが現実です。今回は、その為の学び直しの必要性を感じると共に、また、たくさんの事例や課題を共有頂く事ができ、知識のブラッシュアップが行えました。
また、後半は、ワークショップとして薬事申請や事業化計画を仮体験する事で、医療機器開発全体の業務フローで、知識のない分野を補完する機会となりました。普段はデザイナーとしての立場から医療機器開発に携わる反面、収益事業としての事業化計画や薬事申請などは、知識もなくも、疎かになりがちですが、今回のワークショップを行ったチームでは、様々な立場の業種の方と、事業として成功させることの大切さや薬事申請の難しさを同時に学ぶことが出来ました。あまり貢献できたとは言えませんが、【事業化大賞】も頂き、貴重な経験となりました。最後に、本講座では、貴重な機会を提供頂きありがとうございました。
(事務局より)
皿谷さんは、2023年度にメディカルデバイスデザインコースを受講されました。プロダクトデザイン・GUIデザインを中心にした医療機器・医療関連機器のデザイン会社を経営されておられます。
長年医療機器のデザインに携わってこられましたが、一つの機器に関わる様々なユーザー(医師、検査技師、患者さん)の満足度をあげるには新たな視点が必要だと感じておられました。
MDDコースに参加することで医療現場について新たな学び直しを行い、事例や課題をもとに真のユーザーニーズをどう満たしていくかのヒントを得られたようです。
グループワークではしっかりと様々な声に耳を傾けておられました。先端技術を活かした医療機器開発により新たな課題も増えてまいりますが、きっと多くの人の想いを掬い取ったデザインにつなげてくださることと期待しております。
皿谷さんのますますのご活躍をご祈念申し上げます。