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MDD2024卒業生 後町 陽子さん(株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ)

2024-12-13

MDD2024 受講
後町 陽子 さん

(後町さんのコメント)

私はヘルスケア特化のベンチャーキャピタルで投資担当をしております。投資先が医療機器開発をする際のスタートアップの支援を強化したいと思い参加しました。

臨床、開発、事業化、保険といった様々な専門性をもった講師陣による手技など実演も交えた実践的な講義はとても学びの深いものでした。一言で言うと、とても濃い5か月間でした。

学べば学ぶほどに、臨床の課題をどのように解決するか、また、開発から事業に昇華させていくことの難しさや深さを痛感しました。

最も印象に残っているのはグループワークです。

医療機器開発の現場におられる方々と議論し、回を重ねるごとに新たな視点が追加され、講師の先生方のフィードバックを受けて、開発から事業化までの考え方の糸口がつかめたと感じています。

初回に岡山先生が「臨床と開発側の相互理解を深めてイノベーションを起こす」とコースの目的をお話されていましたが、まさにそのような体験ができた時間でした。このような貴重な機会をくださった岡山先生をはじめ、事務局の皆様、先生方、そして参加者の皆さんに感謝しております。

今後も皆さんとより良い医療をめざしていく仲間として、このご縁が続いていくといいなと思っております。ありがとうございました。

(事務局より) 

後町さんはメディカルデバイスデザインコース2024のレギュラーコースをご受講されました。

MDDコース2024の終了式にて受講生代表挨拶をお務めいただきました。

ベンチャーキャピタルにお勤めの後町さんは、投資先のスタートアップの支援強化を目的として、本コースを受講されました。

「クライアントのために」という想いが受講のきっかけとのことで、常に真剣な眼差しで講義に臨まれていた姿がとても印象的でした。特に、グループワークでは、短時間ながらも医療機器開発の流れを実践的に経験することで、座学だけでは得られない学びを経験されたことと思います。

グループでのディスカッションや講師からのフィードバックを通して、更なる理解を深められたとのこと、大変嬉しく思います。

機器開発には長期にわたり多額の開発資金が必要な場合も少なくなく、投資サイドに医療機器開発を理解されている方がおられるかどうかも開発プロジェクトの成否をわける要素のひとつです。ここで得られた学びが、今後の医療機器開発プロジェクトの成功につながることを期待しております。

後町さんの益々のご活躍を、心よりお祈り申し上げます。

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