RME diary 2021 day 1 (2021/11/13)
2021-11-13
本日、2021年度の「再生医療:細胞製造設計エキスパート育成講座」のファンダメンタルコースが開講しました。
講義開始に先立ち当センター副センター長でもある大阪大学大学院工学研究科 教授 紀ノ岡正博先生より開講の挨拶をいただきました。
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1, 2限目は大阪大学大学院工学研究科の紀ノ岡正博先生より、「細胞特性,無菌操作,動作」と題してご講義いただきました。
細胞製造について、学問構築と産業化が同時進行である現状や細胞の時間依存性、遅発性といった「内なる乱れ」により製造の機械化が難しいという問題点をお話しいただきました。また講義の後半は無菌操作、動作の重要性についてのお話でした。機械化したい工程は手作業との互換性が高いか、手作業のパラメータ化が可能か、機械による制御が細胞活性に影響しないかといったことを考慮したうえで目的に沿った機械を設計することが必要なのだと感じました。(Written by M²)
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3, 4限目は順天堂大学革新的医療技術開発研究センターの飛田護邦先生より「再生医療等安全性確保法,医薬品医療機器等法」と題してご講義いただきました。
本国における今後の再生医療の実用化を促進するための法律や制度について大変詳細にご説明いただきました。特に、再生医療製品の早期実用化のための条件・期限付き承認制度などのお話を聞き、再生医療を高度に普及させたいという本国の熱意を感じました。また再生医療等の適切な普及に向けた産学連携の見解についてもお話しいただき、将来の医療が楽しみとなるようなご講義でした。 (Written by M²)
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2021.11.13
RME 2021 運営チーム & M² “お酒飲むとお腹壊す医療機器オタク”