MDD2016卒業生 辻 双九 さん（東大阪市）
2016-12-31
MDD2016受講生
辻 双九 さん
（辻さんのコメント）
東大阪市では2016年度より市内モノづくり企業の技術力やネットワークを活かし、医療分野への参入を促進する医工連携事業を積極的に進めております。私は、当事業を担当するにあたり、メディカルデバイスデザインコースを受講いたしました。医学のことや医療機器ビジネスのことなど、全く知識や経験がなく、ゼロからのスタートでしたが、短期間で網羅的に学ぶことができ、すぐに仕事に活かすことが出来たことは、非常に良かったと感じております。また、何といっても本コースを通じて得られた講師や参加企業様との「人的ネットワーク」は何物にも変えられない大きな財産となっており、本市の事業構築や具体的な開発案件などにおいて、皆様とのつながりに支えられながら取り組みを進めております。
私は医療者でもなければ、モノづくりが出来るわけでもありませんが、「医療」と「産業」をつなぐコーディネート役として、国産の医療機器開発に微力ながら尽力していきたいと考えております。
（事務局より）
辻さんはメディカルデバイスデザインコースが開講した初年度にご受講されました。
16日間（計96時間）のレギュラーコースと病院実習を受講いただき、2016年以降も本コースが主催するネットワーキング（受講生、講師および修了生の交流会）に毎回ご参加いただいております。
辻さんはモノづくりのまちとして有名な東大阪市の市役所にご勤務されており、医工連携事業の担当者として、医療現場のニーズや医療機器企業からの開発案件等を市内企業へつなぐことで、機器開発のサポートをされております。コロナ禍においても、大阪大学の「命を守るフルフェイスシールドをいち早く医療現場へ」プロジェクトに携わるなど、多くの医工連携事業に取り組んでおられ、昨年にはその業績が認められ、『地方公務員アワード2020』 （全国で13名）を受賞されました。
辻さんのますますのご活躍をご祈念申し上げます。