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MDD2017卒業生  I・F さん(川本産業株式会社)

2017-12-31

MDD2017 受講
I・F さん

(Iさんのコメント)

私は、医療機器メーカーでマーケティング、販売等に長年携わってきましたが、製品開発についても網羅的に学びたいと思い、2017年にMDDを受講いたしました。

本コースでは、臨床の先生方の講義から始まり、医療機器開発に必要な規制対応、様々な領域での実際の機器の紹介、企業の開発者のお話など、じっくりと時間をかけて幅広く学ぶことができ、大変有意義な受講となりました。また、一貫して企業の開発者としての視点を意識して講義が進められ、ビジネスとして成立させるための出口を見据えることをポイントにご説明いただけるため、実際の仕事に落とし込みやすく、講義でのインプットがすぐに実務のアウトプットにつながるところが特長だと感じました。

受講後、少し間をおいて開発部門への異動も経験いたしました。製品開発の技術的な部分はいきなり身に付くものではありませんでしたが、本コースでの学びを経験していたおかげで、管理者として考え方の指導や仕組みの見直しに当たることができました。

本コースは、医療機器開発に新たに取り組む人に最適であるとともに、現在医療機器業界で働かれている方にも知識や考え方の幅を広げるのに有用であると思います。今後も多くの方が本コースを受講され、医療機器業界の発展に尽力されることを願っております。

(事務局より) 

Iさんはメディカルデバイスデザインコース2017レギュラーコースとアドバンストコース(病院実習)をご受講されました。また2018年度も新設の講義を中心にご受講いただいております。

受講された当時、臨床の講義の際に、「モノづくり」において非常にやりがいのある分野であることを再認識されたそうです。

今後も必要とされる企業であり続けるために、ニーズに合った製品づくりを続けていきたいという熱い思いを常にお持ちで、また、管理職というお立場でもいらっしゃるので、「個」としてではなく「企業」としての視点で捉えられているのが印象的でした。

受講後に開発部門も歴任され、現在は製品開発を直接手掛ける立場からは離れていらっしゃるそうですが、マネジメントの立場から、コースで得たご経験を役立てておられるとのことでした。

Iさんのますますのご活躍をご祈念申し上げます。