MDD2021卒業生 北野 雅也 さん(旭化成メディカル株式会社)
2021-11-11
MDD2021 受講
北野 雅也 さん
(北野さんのコメント)
私は化学メーカーの医療機器開発部署に所属しており、事業領域を拡大すべく、新規領域に進出するための医療機器開発を目指しています。その中で、新規領域に進出するためにはアイデアの創出から実際に製品を上市し、どう事業展開をしていくかまでを描けるスキルが必須と痛感しました。そこで、MDD2019を受講していた上司の勧めもあり、MDDでなら医療機器開発の上流~下流までを学べると感じ、受講を決めました。
実際にMDDコースでは各診療科の臨床現場の”生の声”からニーズを発見でき、企画、リスクマネジメント、設計開発、特許戦略、薬事申請、保険戦略、事業戦略と、医療機器開発の一連の流れを深く学ぶことができました。また、グループワークは講義で学んだことをアウトプットするだけでなく、自分の仕事に紐づけて考えることができる場として、とても有意義な時間となりました。さらに、手術支援ロボットをはじめとした様々な開発ストーリーを聞くことができ、新規医療機器開発のリアルを知る貴重な機会もいただけました。受講前に感じた通り、医療機器開発に必要な項目を広く深く学ぶことができるボリュームあるプログラムでした。
半年に渡るMDDでは、医療機器開発の知識だけでなく、岡山先生や講師の先生方からの“日本初の医療機器を生み出し、日本の医療機器市場をもっとよくしたい!”という熱い情熱を受け取ることができました。モノづくりの国“日本”の名に恥じぬよう、患者様の希望になる医療機器開発に取り組んでいきたいと思います。
(事務局より)
北野さんはメディカルデバイスデザインコース2021レギュラーコースをご受講されました。ご所属先からは2019年度より毎年複数の方にご受講いただいております。
グループワーキングでは、チームをリードされたりサポートする側に回られたりと臨機応変にご対応され、MDDコース2021終了式では受講生代表挨拶をお務めいただきました。
いただいたメッセージの最後に表れている思い、開発に対する熱い思いがつまった医療機器が、世界に広がっていくことを願っております。
北野さんのますますのご活躍をご祈念申し上げます。