MDD2024卒業生 山本 祐菜 さん(理学研究科)
2025-03-25
MDD2024 受講
山本 祐菜 さん
(山本 祐菜さんのコメント)
私は理学研究科⽣物科学専攻に所属しており、医学や⼯学を学んだ経験はありませんでした。しかし、⼤阪⼤学の開かれた学びの環境で、専⾨分野以外のことを学んでみたいというシンプルな興味から、MDDコースを受講することに決めました。
医療に関わるものづくりには以前から興味があったこともあり、MDDコースを⾒つけた際には「患者さんを救えるのはお医者さんだけではありません。医療機器開発のプロになって、世界の患者さんを助けませんか?」という⾔葉に強く惹かれたことをよく覚えてます。しかし、専⾨分野ではないことへの不安は消えず、申し込み期⽇の当⽇まで迷い、医⼯情報センターの⽅に電話で相談したほどでした。
⼀⽅で、現在MDDコースを修了した私は、このプログラムでしか学べない貴重な学びを得ることができ、受講して良かったと⼼から思っています。例えばMDDコースでは、臨床現場でご活躍されている先⽣⽅から医療機器の使⽤感や「このような医療機器があれば」という期待について直接伺うことができ、⼼を揺さぶられた瞬間も多くありました。
また、リスクマネジメントや知的財産についても初めて学びましたが、受講⽣の皆さんと同じペースで理解するのは難しかったです。本質を理解できたかどうかは分かりませんが、「企業でモノを作り、売る」ことへの理解を深めることができ、⾃分の将来についての考え⽅も変わりました。
さらに、医療機器に携わる社会⼈の⽅から、コミュニケーションの取り⽅や発表時の⾔葉選び、振る舞いについても学ぶことができました。学⽣時代に社会⼈の⽅とグループワークができる機会はMDDコースならではであり、⾮常に貴重な経験であったと思っています。このコースで学べることは知識だけではないと強調したいです。今後、社会に出る際には、MDDコースを通じて得た知識と経験を最⼤限に活かしていきたいと思います。もし今、異分野からの受講を躊躇されている⽅がいらっしゃるなら、「その気持ちはよく理解できます。しかし、挑戦して良かったと思える経験ができるの で、ぜひ受講をお勧めします。」とお伝えしたいです。